一級建築士事務所 佐藤靖生建築研究室 blog         

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 コンパス

敷地の様子を見に行く時に使うのがコンパスです。一般に「北」は磁石による磁北と太陽光で測定する「真北」の二種があります。


敷地を見に行く時は、実際の日の入り方に加えてコンパスで磁北の確認をします。ただ写真を見てお分かりの様にこの二つのコンパスは北の方向が少しずれている事がお分かりでしょう。これは磁石の精度差以上に、この台の下に有るテーブルの足の金属に反応して誤差が出ているのです。


この様に磁石では廻りの金属や電線等の影響を受けやすく、磁北は信頼できない事も多々あります。


より精密な真北が知りたい時に使う道具がこれです。太陽の角度により「真北」測定する器械です。精度が高く中高層建築物の日影図を描く場合は必須です。また木造住宅でも北側斜線が厳しい時等は計る事もあります。

(ちなみに写真はTOMIO式真北測定器)


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