一級建築士事務所 佐藤靖生建築研究室 blog         

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 落ち着く場所

私が言うまでも無く、自分の部屋のような好きな場所があると落ち着くと思う。それは自分の家である必要はないのかもしれない。私の場合は自分の会社が落ち着くの一つです。異常に早朝に出勤しているのもその現われかもしれない。
ところがこのところ少々違ってきたのが、家の中で好きな場所で使える無線LAN対応のノートパソコンを買ってから事情が少々変わってきた。息子のウィンドウズでも感じていたが自由な場所で使えるということで生活にメリハリが付いた。今は逆に仕事中と休憩と分けることが出来て良い結果となった。
そちらの効力は後で書くとして、基本的には自分の家が快適である必要があると思う。私の場合は家が不自由というわけではなくて単純にパソコンが使える所が一番なのかもしれない。私も疲れると横になりたいが、事務所では横になれてもパソコンは使うことは出来ない。
私が会社に横になって休む場所を作らないのは「会社で休むくらいなら」家に帰りなさいと言いたい。それは意地悪ではなく、会社で横になりたい程の事はかなり疲れている事に違いない。実際には私も会社でダンボールを床に敷いて仮眠することもある。修行時代は会社に泊まることなど特別ではなかった。今では会社に泊まるのは問題があるが、少しの仮眠が出来るスペースは便利にも思いえる。でも敢えて作らない。仮眠だけではすまなくなり泊まるようになっては困るからだ。広いか狭いかそこが台所か書斎か居間かに関係が無く落ち着けるきっかけ自体はシンプルなのだろう。

話は変わるが、、
人は水を見ると落ち着くのはなぜだろう?昔、ウォーターフロントなどという言葉が出来て浜松町あたりの湾岸沿いに海の見えるレストランやバーが流行った。今も形態や場所は変わっても落ち着くことは変わらず人気の場所は水辺が多いように思う。
実際に品川や両国の東に行くと思わず運河や大きな川、海が見えて仕事の為に移動しているという、相反する面と落ち着くということで不思議な気持ちになる事が多い。
2年位前か?六本木ヒルズの高層階から品川方向に海が見えて驚いた。確かに地理的には品川の先は海だ。知識として知っていても目の当たりにすると感動する。
だからと言って家の中に池を作ってそれを眺めても楽しいかどうかや、なぜ水を見ると落ち着くのかは別の機会に考えるが、人間の気落ちは自然な水の流れを見るだけでも落ち着くという自然の一部の様なシンプルな事で十分だと思う。水を眺めたり水の音を聞くと癒されて、快適な気持ちになることは事実だと思う。
このところ東京の週末は雨が多い。家で休む分には、雨音や雨だれなどを見聞きしていると落ち着きます。