一級建築士事務所 佐藤靖生建築研究室 blog         

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      楽しい住まいの まめ知識

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目次
  ◯第6回 湿気対策

  ◯編集後記

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木材は軽い割にはとても丈夫な性質を持っています。コンクリートや鉄はもっと強いのですが、その分重いのです。その点、「木」は軽い割にはとても強く必ずしも弱い材料ではありません。

今回は簡単な湿気のお話から、、、
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 軽くて丈夫な「木」ですが欠点は
*燃え易いこと。

*湿気による老朽化

確かに木はコンクリートや鉄に比べると燃え易いですがこれが重要なデメリットでもなく、今回はお話から外しておきますね。
では湿気は木材にどんな影響を与えるでしょうか?木材も完全に水の中にドボンと漬けてしまうと、逆に腐りません。乾燥と濡れる事を繰り返すと腐り易い特徴があります。

また、常に程よく湿って暖かいと腐り易いのです。これは「菌」によるもので、暖かく湿っていれば何でも痛むのはイメージし易い話ですよね。

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家の中で、こんな暖かくて湿った場所はどこでしょう?皆さんお分かりですね。「お風呂です」

昔ながらのお風呂は木の下地にモルタル(コンクリート)を施して、その上にタイルを張った工事が一般的でした。
タイルはあまり水を吸いませんが、目地部分のモルタルは吸水性があって「永い間」に下地の木を湿らせて行きます。ほとんど毎日使うお風呂ですから、乾く時がなく常に湿っていることになります。その上、暖かいのですから「腐り易い」のです。今まで沢山の家の床下にもぐって見てきましたが、多くは湿気で何らかの「腐朽」があります。

特に目地が割れていて「ヒビ」があるお風呂では土台が腐っている事がほとんどです。
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昔の建築では20年くらいしたら「お風呂は交換する」という感覚があって、悪くなったら「直そう」くらいの大雑把なイメージだったのです。勿論タイルの下地をコンクリートなどで作る仕事も有りましたが、多くの家は木の上にモルタルを塗ってタイルを貼りました。

では、どうすれば良いでしょう?腐ってしまった土台は元には戻せないの取り替えるしかありません。しかし、その時にほとんどの場合タイルも壊れてしまいます。土台だけ取り替える訳には行かないのが現実です。タイルの趣がお好みの方は別の方法が有りますので、別の機会にその話を譲って、、一番簡単なのは「ユニットバス」にされることです。これなら防水対策はバッチリ。

ユニットバスも普及品から本物のタイルや石を貼った高級品まで様々で、ちょっと前のイメージのプラスチック(FRP)のイメージからはかなり違って自然な感覚の物が多くあります。お風呂をユニットに換えるなんて、私が言うまでもないのですが、家を湿気から守る点では一番先に考えても良いことの例と思います。

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不安な話を書きましたが、信頼の出切る方に床下を見てもらう事が先決ですが多くの方は「馴染みの専門家」を知らない場合がほとんどでしょう。

次回は専門家との出会いのアプローチと、もしお風呂をユニットバスにする場合の「費用の目安」など書いて行きます。


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     ***コーヒーブレイク***
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寒い日が続きますね。朝ごはんに何を召し上がりますか?私は何はなくても「味噌汁です」この一杯が朝の元気の「みなもと」です。
 
ご飯も大好きですが、朝のおかゆも良い物ですね。家族全員がお粥好きでもないので、時々ですが少し炊き立てご飯をもらい一人分の「お粥」を作ります

お米から炊けば尚さら良いですが、炊いたご飯から「お粥」を作っても美味しいです。お粥は体に吸収が早いそうで、すばやくエネルギーになるそうです。気のせいか、体が温まるのが早いような?

海苔の佃煮、葱と味噌を混ぜた物、、簡単でも美味しいです。お粥を付く時に「鶏がら出汁と塩」で中華粥風にも成りますよ! お試しください!

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編集後記
 建築のことを分かって頂きたくて、書きたいことが沢山あります。もっと整理しないといけないと、思いつつも頑張っております。
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発行人:有限会社 佐藤靖生建築研究室 佐藤靖生
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