建築として茶室を考える前に大切な事は「お茶の心」でしょう。細かくは勉強が足りませんが、お茶の世界の作法はお茶碗などの道具をいたわったり、着物や畳みなどを痛めないようにする「気遣い」と思います。これは普段の生活でも知っていてそんな事など全くなく日本人の常識として知っておくべきでしょう。
茶室建築を学ぶ上で大切なのは「おもてなしの心」なのでしょう。おもてなしは豪華なご馳走ではなく、その時に出来る最良の気遣いだったりシンプルな事なのかもしれない。プランや建築モジュールを考える前にこんな事を考えて行くと意外に茶室設計のヒントが見えるでしょう。