一級建築士事務所 佐藤靖生建築研究室 blog         

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 尺貫法のコンベックス(巻き尺)

尺貫法を規制した昔の妙な行政の話は置いておいて、実際に木造建築には寸尺は不可欠。木造に対応する全ての物はこのモジュールで出来ていると言って過言ではありません。

材木などは当たり前ですが、流通する商品などもメートル法に呼び名を変えているだけです。例えば大工さんなど、技術者どうしで商品寸法の幅が455ミリといえば「尺五寸」などと頭の中で翻訳しているのが実際。

馴れないと分かりづらいですが、分かり出すと戻れません。特に古い家の調査などでは不可欠。木造の日本家屋はメートル法で作られていないので「半端な数字」が出て来て煩わしい、、ところが尺貫法のこのコンベックスなら「ぴたり」とはまるのでとてもスピーディーなのです。