現場監理
外壁の塗装です。この現場の壁は木製の板張りの為、オイルペイント仕上げです。一般的な言葉ではペンキ仕上げと言うと分かりやすいでしょう。
既に下地処理と下塗りは終えていて、仕上げに入ります。
色決めは塗装屋さんと共通の資料となる「日本塗料工業会」の色見本帳から既に選んでありますので、それを現場で確認してから作業をお願いします。
難しいのは塗料を塗って乾いていない状態では本来の色ではなく、試し塗りが乾くまで少し待ちます。
乾くと色に深みが増すと言うのでしょうか、、、色が落ち着いてきます。この変化を現場では「色が登ってくる」 「あがってくる」という表現を使います。そして色が登ってきて本来の色になったところでOKを出します。
一般にはペンキ仕上げというと艶を出す為にピカピカになりますが、私はそれが嫌いで外部でも「半艶」に致します。艶がない分、しっとりした感じで仕上がり高級感がアップします。ペンキ仕上げが安っぽい事はありません。よい仕事はやはり風格が香ります。