住宅の照明について
以前にラジオで聞いた話ですが、共感した事が有ります。
- 低い位置の明かりは気持ちが安らぎリラックスします。
- 高い位置の明かりは気持ちが高まり、アクティブになります。
分かり易く例えると太陽の高さと同じです。朝夕は低い位置からの採光ですね。安らぎの光です。
そして、太陽の日照角が高くなってくるとアクティブと言う訳です。
これを仕事に例えると、事務所はやはり蛍光灯で天井からの直接光が一般的でしょう(あくまで一般的な話)
住宅は住まう方のお好みも有りますが、ベースライトとなる明るい照明に加えて、ダウンライトを併設するのが私の住宅設計の基本です。
一カ所から強い光源で部屋を明るくするより、小さな光を沢山設ける事で使い方に幅が出て楽しいものです。
今、新しい私の事務所は非常に明るい蛍光灯が沢山ついていますが、事務仕事でも真上からの強い蛍光灯の光は疲れます。その為、早朝や夜間はあえて机の真上ではなく少し離れた蛍光灯を点灯させています。手元が暗い場合はキーボードを照らす小さな照明を利用しています。