依頼者のニーズ

府中市の簡易耐震診断で依頼者の家を回っているが、当初私がイメージしていたこととは少々違っていた。
簡易診断ゆえ、細かいことには触れられないので依頼者はがっかりするのだろうと考えていた。その為に簡易診断と精密診断との差などを簡単にまとめた資料も用意していたが、市のほうでもその点については気になったのか説明文を用意してくれた。
しかし、依頼者の市民の方たちは細かいことがわからないであろう事は概ね感じておられて、今回の簡易診断を通じて耐震診断を行うきっかけ作りの様に捕らえている方が多い。確かに市から助成金が出るとしても若干の費用負担はあるわけで、消費者としてはそのサービスがどんな物か事前に知りたいと思うのはもっともなことだ。確かに私達が実際に伺って現場を知っている生の声でお答えするわけですから、ある意味説得力がある、
そんな事もあり半数の以上の方が精密診断を受ける準備をされるようだ。
なるほど、最初は府中市の広報マンの様だな、、と思っていたが、微力ながら耐震に対して考えていただくきっかけになった事は幸いに感じる。