一級建築士事務所 佐藤靖生建築研究室 blog         

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 暴風

暖かかった日曜日でしたが、夜は暴風で凄いですね。風の音で何度も目が覚めてしまいました。
風が建物に直接あたる部分に圧力が加わることは分かりやすいですが、風が建物を上を吹き抜ける時には建物の裏側に「引っ張る力」の負圧が生じます。
今ではもうありませんが、私が子供の時に台風の被害で家の屋根が飛ばされた家を何度か見たことがあります。これは風が直接当たって建物を壊した事よりも引っ張られれる「負圧」の影響が大きいのです。簡単に言うと家の中から屋根を押し上げているような物なので、弱い家の場合はひとたまりも無いわけです。
この負圧を下げるには(屋根裏の場合は効果が薄いですが、、)風が当たる反対側の窓を少し開けると良いようです。些細なことですが家に当たる風音が低減される様におもます。家の倒壊云々よりも、風音の軽減程度ですのでご参考まで。