一級建築士事務所 佐藤靖生建築研究室 blog         

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 装飾とデザイン


装飾が始めから「単に飾るだけの」目的で出来上がったものは少ないと思います。
本来は機能として出来上がったものに対して「遊び」の要素が加わって発展していったものと考えています。例えば鍋の蓋や取っ手などもともとは鍋や蓋を持ち上げるという「機能」が有ってその上でちょっと遊んで洒落てみよう、、というイメージです。これが装飾性が優先して本来の「持ち上げられない」という取っ手では本末転倒ということです。
一時、妙だな、、と思ったのがパソコンの周辺機器などによく見られた「妙な曲線の多用や左右非対称」など本来の機能とは違ったパッケージングだけの遊びです。多くのものは機能美ではなく単に人の目を引くだけの「奇抜なデザイン」でした。しかし、これを「おしゃれ」と評価する雑誌やネット関係も多くて、、、「コレがお洒落だ!」と多くの人は刷り込まれたでしょう。


装飾は機能美を満たした上での「遊びや洒落」というのが私の持論です、、、つづく