　暖房マットなど - 一級建築士事務所　佐藤靖生建築研究室 blog　　　　　　　　　

床に敷く暖房マットなどをお使いの方も多いと思います。移動もでき部分的に暖かく出来るので、便利ですね。この暖房マットの多くは床とずれて転んだりしないように裏側は滑り止めの加工がされています。多くはゴム系のもので作られているようです。

古い住宅で「床の一部だけフニャフニャと柔らかくなるが、なぜでしょう？」という相談を受けます。調べますと床の下地やフローリングの糊が劣化している場合が多くあります。原因は湿気の場合が多いのですが、床に引かれたマットにより空気の流通が悪くなり湿気がこもる事で床が痛むこともあります。敷物の裏側の滑り止め加工のゴム系のものが湿気を貯める場合もあります。

マット類は一年中敷きっぱなしにしないで、夏場などの湿気の多い時期は片付けるべきでしょう。日本の木造住宅の場合は如何に湿気から家を守るかが、家の寿命を延ばすポイントですので、ご参考にしてください。