一級建築士事務所 佐藤靖生建築研究室 blog         

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やりづらい設計

設計の仕事を頂いて困る事が有ります。
ご希望を伺い設計に反映させるのが仕事の一つですが、困るのはリフォームしても大きく変化がないと言うか?これで出来上がって喜んでもらえるだろうか?と疑問思う事が有ります。

  • 例えば手狭だから増築して広くしたいと依頼が有っても収納が少なすぎて結局は色々なものに埋もれている事には違いがないだろうと想像ができる場合が有ります。
  • 要はいま部屋の中にあふれている物をしまう場所が無い、、増築より収納なり納戸を設ける事をお勧めしてもイメージして下さらないのか?部屋を広くする事に意識が集中されていて現実に目を向けられない場合も有るのです。
    • 対策として畳の大きさを規準にして豊かさの物差しにする感覚を是非ご一考頂きたいです。

お仕事ですから,希望を叶えてさし上げる事も大切ですが、私は単純に鵜呑みにする事は無いので失礼だが納得がいかない場合は別のご提案をさせていただく事も多く有ります。

  • 荷物や普段使わない家電などであふれている8帖と、すっきりと収納を設けて身近な普段使う家具だけの「シンプルな4.5帖」と、どちらが良いのでしょう?
  • 近い将来に荷物などが無くなるのならば良いですが、このタイプのお客さまの多くは既に居室の複数が「納戸」になっている場合が多いのも事実。片付かない→手狭→増築という流れが多いのです。そんな場合、増築ではなく物置を作る事をお勧めしています。
    • 対策としては、なぜ手狭になっているか?ご一考頂きたいです。