一級建築士事務所 佐藤靖生建築研究室 blog         

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 工務店さんは総合窓口

お客さまと話すうち、建築関係に関して大きな誤解が出来ていることを感じることが多く有ります。
建築に関して皆さんが知らない部分も多く有ることは知っていて、説明に勤めていたのですが最近はまた別の意味で違ってきているようです。ブログやメルマガなどで情報発信を行ってゆきますので、お耳(目?)を傾けていただければ幸いです。
先日、増改築の現場でお客さんと話すうち「誤解されているなあ、、」と思ったのがこんなことです。これは耐震補強工事のさなかの事です。

  • 時々給湯器の具合が悪いと伺っていたので、必要ならば対応しますね、、とお伝えして一先ずは落ち着きましたが、その後また不調に成ったそうです。
    • 給湯器の調子が悪いので、どこに連絡すれば良いかしら、、、?
  • 床下の補強の際、お風呂からの湿気(漏水)がありました。経過観察することを前提に、疑わしき場所にコーキング処理をすることをお客差様に説明すると、、
    • それはタイル屋さんにお願いしたほうが良いかしら?

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誤解の内容が分かりました。
工務店さんは建築工事の「総合窓口」なので、相談すれば適切な手配をしてくださるのが普通です。工務店さん=大工さんという図式なのでしょう。確かに工務店さんは専門の大工さんが中心になる組織ですが、家を作る為には多くの職人さんの連携が必要でタイル屋さん、建具屋さんなど多くの方達とのチーム作りが出来ています。
そのため、その多くの職人さんをまとめる工務店さんにお願いすれば工事内容に応じたアイディアと手配をしてくれます。その為には信頼のできる工務店さんとお近づきになる必要がありますが、出会いのきっかけは追って別の機会に移します。
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ちなみに私達のお付き合いしている工務店さんは信頼できる方ばかりなので、直接お話してくださっても大丈夫ですし設計者の意見が必要な場合は連絡が取れるようなチームワーク作りが出来ています。工事の内容はお客様には判断が難しいので先ずは設計者か工務店さんにその旨をお伝えくだされば、対応いたします。
例えば設計の必要など設計者としての仕事が不要の場合は、工務店さんに対応いただき「設計関わる特別な費用は不要です」ご連絡くだされば、ご紹介いたしますので、お気軽にどうぞ。