一級建築士事務所 佐藤靖生建築研究室 blog         

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 ガス?電気?

今回は住宅の熱源についてです。
オール電化も良いのでしょうが、ガスと電気のバランスよい設備が良いと考えています。最近はエコが進んでガスでも電気の発電が出来るなどランニングコストの低減化が進んでいますね。

  • 照明はなんといっても電気しか考えられませんね。
  • 冷暖房は分かり易い例では暖房は床暖、冷房はエアコンでしょう。エアコンは電気で動く物とガスで動く物の2タイプありますので、また選択の幅が広がってしまいます。
  • 輻射熱を使った床暖房に慣れてしまうと、一般的は温風を吹き出すタイプのエアコンはどうもしっくりきません。何しろ乾燥しませんし、柔らかい暖かさで室温が低くても寒くないと言う「不思議な快適性」が体験できます。

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  • ではキッチンは?
    • これは今はかなりお好みの部分が大きいです。私もIHヒーターで料理をした事がありますが、最初は慣れが必要です。IHは色々とデメリットも聞かれますが、改善されていて最近はコンロから鍋を少しくらい話しても火力が下がらないなど進化しています。
    • 余談ですが、少し前のIHヒーターはコンロと鍋が密着していないと上手に火力が伝わらないのです。その為、例えばフライパンで薄焼き卵を作る時など一方に焼けた卵を寄せるなどの料理法は不得意だったのです。

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プライベートで料理を作る私が興味があるのが、調理器具で味が変わることです。
不思議な事にダッチオーブン、土鍋などで料理すると不思議と味が良くなります。調理法でも食材を塩で包んで焼き上げるような「塩釜焼き」という技術があるそうで、なにか秘密があるのでしょう。ガスか?電気か?の選択に「味の差」も考えてゆきたいと思います。

  • また、余談ですが私の実家は工務店だったので中学1年生くらいまでは「薪のお風呂」だったのです。これになれてしまった私は父が風呂をリフォームしガスに変更した際、お湯が「痛い」のに驚いたものです。お湯に漬かると皮膚がひりひりするのです。どうしてこんなに違うのか?子供ながら不思議でなりませんでした。

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住宅の設備から話が逸れてしましましたが、私のお勧めは一つに偏らず使い分けていただきたい。そして、防災面ではカセットコンロなども少しは備蓄するなど、備えて行きたいですね。
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また、床暖房を一歩進めて「床冷房」もありますので、別の機会にご案内します。