一級建築士事務所 佐藤靖生建築研究室 blog         

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 床下の換気2

さて、前のエントリーで床下の匂いを嗅いで湿気の具合をチェックしていただきたい旨を書きました。前の記事はこちらhttp://d.hatena.ne.jp/ystu/20090204#1233708526
この先は専門家の判断ですが、改善されない場合は換気扇を付けて機械式の換気を行う事も得策です。以前は床下の換気口用の換気扇は高額でしたが、最近はパナソニック三菱電機が専用のものを低価格で販売しています。(概ね定価で3万円以下くらい)
この製品も良いですが、私のアイディアは一般のトイレなどに使う「パイプファン」を新しく新設する案です。基礎に穴を空けるので鉄筋の有無など簡単な調査が必要ですが、ホールソーという茶筒の様なドリルで綺麗に穴を空け、取り付けも楽に行えます。
このパイプファンは一台が1万円以下で、先の専用のものよりもっとお安い価格です。

上の写真はホールソーで基礎に穴を空けている様子です。穴空けの場所は力の掛かりずらい場所選びなど、専門知識が必要なので注意ポイントです。

上の写真は換気扇を外から見た所、特別な事は有りませんが、ちょっとしたアイディアでローコストで効果を上げる事が出来ます。
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このパイプファンは耐久性が高く、毎日使いっぱなしでも10年くらいは楽に持ちます。上手な使い方としては夜間は止めたり、湿度の高い梅雨時は外の湿気が床下に入り込まない様にスイッチを切るなども必要です。あまり神経質になる必要は有りませんので、天気の具合をみながら楽しんで使って下さい。
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床下の換気1:http://d.hatena.ne.jp/ystu/20090204#1233708526