一級建築士事務所 佐藤靖生建築研究室 blog         

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 シェルターという選択


安価な耐震対策で「シェルター」という選択肢もあるわけですが、生命の保全と言う意味では良いのかもしれません。家の中に頑丈なケージ状のものを作り、家が倒壊してもその空間の中で生命の安全を守るという趣旨でしょう。


心配なのは早いうちにそこから、如何にして脱出するかでしょう。避難経路の確保も併せて考えておかないと、万が一に火事にでもなったら大惨事です。
私が耐震診断後の補強についてお話しすることに、「評点1」に引き上げて新築レベルにまで補強しなくても、倒壊を免れるまでの補強が大切とお話します。例えば家の一部分が変形したり、壊れてたとしてもその後に補修することで「生活が出来る」事が大切と思います。倒壊してしまっては新しく立て直すしかないでしょうから、それは避けたいと思うのです。
シェルターの問題点を2点

  • 万が一家が倒壊したときの避難経路の確保。
  • 家が倒壊した後の生活について。