一級建築士事務所 佐藤靖生建築研究室 blog         

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 極端ですが倒壊しなければ良い!

  • 極端な言い方ですが「倒壊しなければ良い!」のではないでしょうか?
  • 普段はこのお話しは不適当と思い控えておりましたが、今回の地震で誤解を恐れずにあえて申し上げます。

  • この表の中の「補強後の評点」の数字は1.0以上が「倒壊しないであろう」という基準を示します。
  • 新築レベルに引き上げるには、費用は概ね200万円くらいかかります。しかし新築レベルまでは行かなくても「倒壊しないレベル」ならばもっと安価で出来ます。
  • 古い住宅を新築レベルの評点1.0以上に引き上げるには「屋根の軽量化」を行わないと向上しない事がほとんどです。また、屋根を軽量化しないと壁の補強部分が増えてしまい、やはり同じ様な費用になります。


例えば壁の補強をする場合、壊して、補強して、もとに復旧する。この3段階の作業があります。この作業の中で案外費用がかかるのが「復旧費用なのです」
そんな仕上げの費用を抑える為に私は押し入れの中を補強するなどして工夫していますが、同じ様に簡単な復旧で宜しければ全体の費用は抑えられるのです。
割り切った考えですが、後日に復旧できる様にして時間などに余裕ができた時にもとに戻すなど、発想の転換などもよいかもしれません。
この時節柄です、ご参考になれば幸いです。






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