専門家に相談する前に有効な資料

• 前回、小さな増築でも「確認申請」が必要な場合が多い事、しかしそれを知らない工事業者の方も多い、、、と書きました。知らない方に「申請が必要ですか？」聞いても満足な答えは得られないと思うので、建築士など専門家への相談をお勧めしました。

今回は相談の時に事前に調べておくと「話がスピーディー」になるポイントについて書きます。

• 用途地域を知っておくと良いでしょう。

私たちの住んでいる地域は商業に適している地域、住宅に適している地域など都市計画により色々と用途によって区分けされています。それを「用途地域」と呼びます。一般に建築士など専門家は区分けされた専門の地図（都市計画図）を持っています。その為、住所が分かると特定が出来ます。
しかし始めから住所などの細かい話をするとはためらわれる方も多いとでしょう。そこで、簡単にご自分で調べる事をお薦めします。

• ちなみに弊社では「東京都内」の都市計画図を全て備えていますので、ご相談の場合はお調べ致します。お気軽にどうぞ。

• 市役所などの建築指導課や、都市計画課などに行き「都市計画図」の閲覧をします。見方が分かりづらいので行政の方にお聞きすると良いでしょう。
• 住所を伝えて電話で聞ける場合もありますが、お住まいが用途地域の境界に近い場合などは電話では分かりづらいので実際に行政に訪問される事をお勧めします。

調べるポイントは以下です。

• 用途地域
• 容積率
• 建ぺい率
• 防火地域指定
• 高度地区

他にも細かくありますが、先ずはこの用途地域とそれに伴う制限が分かれば専門家との打ち合わせもスピーディーです。

只今、ホームページを新規に作り直しています。一気にリニューアルとは行きませんが見易く、為になり楽しい内容を目指して頑張ります。サイトはこちらです。
佐藤靖生建築研究室の新サイト「建築家との家づくり、住まいの楽しみ、、、」→http://www.asahi-net.or.jp/~ct7y-stu/index/Welcome.html