一級建築士事務所 佐藤靖生建築研究室 blog         

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 隈 研吾先生の講演会

昨日、ワタリウムで隈先生の講演会があり、お話を伺ってきました。勉強になるキーワードでいっぱいでした。
隈先生も極初期の段階で、簡単でも良いので模型を作るそうです。やっぱりこの手法が一番でしょうね。とにかく敷地や地形を作って何か置いてみる。そこから何かが見えて来る訳です。
もう2−3年前に、有る著名な建築家の方と親しくお話しする機会があって、その方は初期のエスキースを3Dで作って、それを所員さんに渡してしまうとおっしゃっていました。正直驚きました。 うーんそれも有りなのかな?私も試した事は有りますが面白いとは思いますが、建築としてのイメージが希薄であまり好きではありません。今思うと、何か私の考えとは違った使い方をされていたのかもしれませんね。


隈先生もその点に付いては、いわゆる3Dウォークスルーは空間の連続ではなくパースの絵を続けて見ているだけ、とおっしゃっていました。「中に(イメージが)入って行けない」のです。設計手法は色々有るので、建築家が表現しやすい事が一番で正解はないのですが興味深い部分です。
勉強になりました。


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